今回、ご縁を頂きこのような書籍の執筆に携わることとなりました。
小学校1年生の頃、僕は父親の熱烈な家庭学習のおかげで勉強はそれなり得意な方でした。
それもあり、典型的な答えをすぐに言ってしまう子どもでした。
「〇〇君、寝ててもいいから静かにしてて~」
これが1年生の時に受けた算数の授業で言われた一言でした。
私は小学校の授業の記憶が殆どありません。
しかし、このセリフは未だに記憶に鮮明に残っています。
誤解を生んではいけませんので一言添えておくと、私はこのベテランのおばちゃん先生は大好きです。
授業の記憶について殆どない私でしたが、小学校・中学校・高校と共通していたことが1つありました。
それが、先生のする「小話」がとても好きだったということです。
先生が授業の合間や朝の会や帰りの会でする「話」が好きでした。
私生活のことや学級の話、ニコニコしながら楽しく話す姿が好きでした。
先生たちが心から子ども達と楽しみながら話す姿が好きでした。
気付けば私は小学校教員になっていました。
中学校教員を目指した後に高校教員を目指していたはずの私が、紆余曲折あり今の職種になりました。
担任として自分の学級をもち、日々子ども達と過ごす中で話す時間は沢山あります。
しかし、子どもにとって必要な話をしたいなと次第に思うようになりました。
そんな時に、当時の先生方の話を思い出しました。
「先生たちは、面白おかしく話していたけど、必要な時に必要な話をしていたのかな。」
そう感じた時に子ども達を一気に惹きつける魅力的な話をしていた当時の先生たちが好意から尊敬に変わったことを未だに覚えています。
この書籍では、様々な自治体で奮闘されている先生方が熱量を込めて執筆しています。
私も11話分執筆をさせて頂きました。
今年度は、初の学年主任として2年目の先生と学年を共にしています。
何気なくしている「語り」の部分で非常に苦労していました。
「どうして、はしくん先生はそんなに話の引き出しがあるんですか?」
7月に聞かれた質問です。
昔から話が好きだった私にとっては、当たり前のように感じていたことも他の人にとっては、当たり前ではないと感じることができた瞬間でした。
話をすることが得意な先生もいれば、苦手な先生もいる。
話は好きだけど長くなってしまう人もいれば、別に好きではないけどスマートに話し、人々の印象に残る人もいる。
十人十色。様々です。
話のネタに困る方、今よりも深い話がしたい方、子ども達の脳に刺激を与え明日の学級に活かしたい先生、これから教職の道を目指す学生。
様々な方に手にしてほしい1冊となっています。
今回書籍の紹介の機会を快くOKしてくださった万太郎先生(@まんたろう(ハウス・リーダー) )本当にありがとうございます。
もし、ここまで読んでくださった方でご興味を持っていただけた方がいらっしゃいましたらお声かけ頂ければ直接やりとりなどできれば幸いですし、サイトからのご予約も本当に嬉しいです。
こんな素敵な機会を頂けたくろぺん先生にも感謝しながらこの本を沢山の方に知ってもらえるように私も頑張りたいと思います。
※2月9日までに予約いただいた方には、予約者特典もあるそうです。
ご興味ある方は、ぜひこちらのツイートも確認してみてください!