## テーマ
教育実践を通じて、目指す子供像を達成するための具体的な手段を考えることが重要である。
## 要点
1. 校内研修の活性化には、先生方が実践してきたことを振り返り、分類整理することが重要。
2. 学習発表会は普段の授業の成果を発表する場であり、日々の授業の積み重ねを大切にすることが重要。
3. 教育テーマは過去20年間で大きく変わっておらず、具体的な言語活動などのテーマ設定が重要。
4. 目指す子供像や教育目標は学校ごとに異なり、共有されていないことが問題。
5. 個別最適な学びを通して主体的、対話的で深い学びを実現し、その先に資質能力の育成がある。
6. 算数部会の研究テーマは表現に関するものであり、テーマが表現であるため、何でもし放題。
7. 特別支援学級には実現不可能な研究テーマが存在することがある。
8. 意見を繋ぐことは手段であり、その目的を明確にすることが重要。
9. 研究授業では、子どもたちの近くに行き、活動を観察することが重要。
10. 教師のいらない授業作りに関する本が出版される予定。
## ハイライト
- ` "半年この今年は、ここまでにしてきたことを振り返る場を設けると、僕は結構活性化されていくのかなってことを思いますので。" `
- ` "普段の音楽とか体育の授業、その積み重ねを本当に発表する場とか、に変わってきているって話も聞いたりするので、ある意味それは僕は正常なことかなと思ったりしますので。" `
- ` "いつまでも悩みって変わらないものだし、悩みってなかなか解説できないものなんだろうなってことを思ったりしています。" `
- ` "新しい教育モデル、教育実践があるからやってみようってやってみただけでは弱いなと思います。" `
- ` "教師の教授行為だけを見ているだけでは子供の学びはわからなさそうです。" `
- ` "問いは見方、考え方、概念に繋がる。" `
## 章とトピック
1. **校内研修の活性化**
> 校内研修の活性化には、先生方が実践してきたことを振り返り、分類整理することが重要である。特に、ICTや個別最適な学びに関する取り組みを整理し、学年ごとに共有することが推奨される。また、外部講師が一方的に話すのではなく、校内の先生方が主体となる研修が効果的である。
- 校内研修では、各学年の実践報告を聞き、足りない点や良い点を話し合う形式が増えている。
- ICTや個別最適な学びに関する取り組みを整理し、学年ごとに共有することが重要。
- 外部講師が一方的に話すのではなく、校内の先生方が主体となる研修が効果的。
2. **学習発表会と普段の授業の関係**
> 学習発表会は普段の授業の成果を発表する場であり、特別な練習に頼らず、日々の授業の積み重ねを大切にすることが重要である。特に、音楽や体育の授業での積み重ねを発表会で発揮することが求められる。
- 学習発表会は普段の授業の成果を発表する場であるべき。
- 特別な練習に頼らず、日々の授業の積み重ねを大切にする。
- 運動会や音楽祭などの行事は、普段の授業の集大成として最適化する必要がある。
3. **教育テーマの変化と課題**
> 教育におけるテーマは過去20年間で大きく変わっておらず、個別最適な学びや自由進度学習などの抽象的なテーマは具体的な取り組みが見えにくい。具体的な言語活動などのテーマ設定が重要である。
- 教育テーマは過去20年間で大きく変わっていない。
- 個別最適な学びや自由進度学習などの抽象的なテーマは具体的な取り組みが見えにくい。
- 具体的な言語活動などのテーマ設定が重要。
4. **目指す子供像と教育目標**
> 目指す子供像や教育目標は学校ごとに存在し、地域の特色や学校の方針によって異なる。これらは校長先生が4月の職員会議で話すことが多いが、共有されていないことが問題である。新しい教育実践を取り入れる際には、目指す子供像を達成するための手段となるかを考えることが重要である。
- 目指す子供像は学校ごとに異なる。
- 教育目標は校長先生が4月に話すことが多い。
- 新しい教育実践は目指す子供像を達成する手段となるかを考えるべき。
5. **個別最適な学びと資質能力の育成**
> 個別最適な学びを通して、主体的、対話的で深い学びを実現し、その先に資質能力の育成がある。資質能力を目指す子供像に置き換えて研究を進めることで、学校独自の研究が可能となる。
- 個別最適な学びを通して主体的、対話的で深い学びを実現する。
- 資質能力の育成が目指す子供像に関連する。
6. **算数部会の研究テーマ**
> 算数部会の研究テーマは表現に関するものであり、変わらない理由は算数で研究するのは表現しかないからである。テーマが表現であるため、何でもし放題であるが、踏襲主義でテーマを決めるのは問題である。
- 算数部会の研究テーマは表現に関するもの。
- テーマが表現であるため、何でもし放題。
7. **特別支援学級の研究テーマ**
> 特別支援学級には実現不可能な研究テーマが存在することがある。知的障害で発語なしの子には、意見をつないでという校内研究テーマが難しい。
- 特別支援学級には実現不可能な研究テーマが存在する。
- 知的障害で発語なしの子には意見をつないでというテーマが難しい。
8. **意見を繋ぐことの目的**
> 意見を繋ぐことは手段であり、その目的を明確にすることが重要である。目的が明確であれば、子どもたちに取り組ませることができる。
- 意見を繋ぐことは手段であり、目的を達成するために行うべき。
- 目的が明確でないと、テーマとしてしんどいと感じる。
- 目的が明確であれば、子どもたちに取り組ませることができる。
9. **研究授業と自由進度学習**
> 研究授業では、教師が後ろに座っているだけでは子どもの学びを理解できない。子どもたちの近くに行き、活動を観察することが重要である。
- 研究授業では、教師が後ろに座っているだけでは子どもの学びを理解できない。
- 子どもたちの近くに行き、活動を観察することが重要。
- 自由進度学習では、子どもたちの活動を30通り見ないと協議会が成立しない。
10. **教師のいらない授業作り**
> 教師のいらない授業作りに関する本が出版される予定であり、問いの作り方や自分ごとにする方法についての悩みに答える内容となっている。
- 教師のいらない授業作りに関する本が出版される予定。
- 問いの作り方や自分ごとにする方法についての悩みに答える内容。
11. **学級経営に関する本の出版**
> 学級経営に関する本が3月に出版される予定であり、1年生から6年生までの各学年に対応した内容となっている。
- 学級経営に関する本が3月に出版される予定。
- 1年生から6年生までの各学年に対応した内容。
12. **投票立て方とモデリング**
> 講師は、投票の立て方やモデリングについて、トップダウンとボトムアップのアプローチを比較し、理論に基づくプロセスの重要性を強調した。
- 投票の立て方を明確に示すことは少ない。
- ボトムアップとトップダウンのモデリングの違い。
- 理論に基づくプロセスの重要性。
13. **模擬授業と競技会**
> 模擬授業と競技会の経験を通じて、授業の前後の学習プロセスを重視する新たな形が見られた。
- 模擬授業での競技会の経験。
- 授業の前後の学習プロセスの重要性。
14. **カード実践と問いの生成**
> カード実践は、見方や考え方と深く関連し、問いを生み出すプロセスに寄与する。
- カード実践の概念。
- 見方や考え方との関連。
- 問いの生成プロセス。
15. **教科と学びの枠組み**
> 教科の枠組みを超えて、子どもたちが自分の社会を広げるための学びの環境を整えることが重要である。
- 教科の枠組みと学びの関係。
- 子どもたちの社会を広げる学びの重要性。
16. **ビッグアイデアとビッグスキル**
> 国語と社会はビッグアイデアとビッグスキルの概念に関連しやすい。
- ビッグアイデアとビッグスキルの関係。
- 国語と社会の関連性。
17. **個別最適な学びと自由進路学習**
> 個別最適な学びや自由進路学習のテーマは失敗しやすいが、共有と整理を通じて改善が可能である。
- 個別最適な学びと自由進路学習のテーマ。
- 共有と整理の重要性。
## 提案
- 校内の先生方が取り組んできたことをまとめ、分類整理することを推奨。
- 外部講師が一方的に話すのではなく、先生方が主体となる研修を行うことが効果的。
- 普段の授業の積み重ねを大切にし、発表会でその成果を発揮すること。
- 特別な練習に頼らず、日々の授業を充実させること。
- 抽象的なテーマではなく、具体的なテーマ設定を行うこと。
- 過去の経験を活かし、具体的な取り組みを見える化すること。
- 新しい教育実践を取り入れる際には、目指す子供像を達成するための手段となるかを考えることが重要。
- 来年度のテーマを考える際には、踏襲主義ではなく、しっかりと話し合って決めるべき。
- 目的を明確にし、それを達成するために子どもたちに取り組ませることが重要。
- 研究授業では、子どもたちの近くに行き、活動を観察することが重要。