今日はクラスで児童指導を行う機会があった。
今年は2年生の担任ということもあり、子ども自身が上手に言葉を出せるとは思っていない。(もちろん出すことができる児童もいる)

低学年を担当する先生に必要なスキルの1つは、『児童の言葉を整理してあげられる力』だと思っている。
今日は体育の振り返りカードを無くしてしまった(3回目)児童に対しての話。

私がとった方法は単純で、
①どうしたいのか
②どうしていきたいのか
③それをするために何をすれば良いのか

の3点を順に問い返した。

この児童は考えを表現することが難しい実態があるため、時間はかかるのだが、とにかく自分の言葉で表現することを期待し、待った。

とにかく自然に話しかけ、時には笑顔も見せる。

指導されているという雰囲気にしないこともまた大切なのだなと1年間この児童と接する中で感じている。

彼が自分で考えた結末は、
①自分で持ってくる
②これからはなくしたい
③紙に書いて持ってくる

というものであった。

本当に明日にならないとどうなるかは分からないが、自分で考え、決めたことにたいして精一杯の尊重をしてあげたいと思う。

彼は紙に書き、私に見せに来た。
丸をしてコメント「ちゃんと自分で言えた!!凄い!!」と言葉を残し再度彼に紙を渡した。
彼は、何度も忘れないように書いたことを音読していた。

家庭環境に恵まれない児童を沢山見ていると、何が当たり前で何が当たり前でないのか分からなくなってくる。

しかし、子ども達に罪は無いからこそ私は子ども達が持つ無限の可能性を信じて日々過ごしたい!!