ようやく今日、大学の紀要論文、書籍の原稿を提出して、ひと段落ついたので、
カード実践について書いておきたいことがあったので、まとめておこうと思います。

この本では書ききれなかったことです。


カード実践に取り組んでくれている学級に参観にいったときに、
共通して感じることは、

先生の子供へのフィードバックが変わる


ということです。
これまで参観している算数授業で多かったのが、

提示された問題が解くことができているか・できていないか

という視点でのフィードバックでした。
しかし、カード実践では、

・どのような内容のカードを選択しようとしているのか
・なぜそのカードをその子は選択したのか
・カードをどうアップデートさせていこうか
・カードを使うことができているのか
・カードを作れていない子をどうするのか
・どのような内容のカードを作成しようとしているのか


などと「できる・できていないか」ではなく、

学習者が見方・考え方を働かせているのかどうかという視点に変わります。


だから、できる・できていないかというフィードバック内容ではなく、
上記の視点のフィードバックに変わっていきます。
もちろん、できる・できていないという視点が0になるわけではありません。
ただ、その視点だけではなくなるということです。

視点が変わると、先生方も授業が楽しそうなんですよね。

とりあえず今回はここまで。