成長するということは、他者に使う時間が増えること

    
    成長することは、自分の時間を他の人のために使う時間が増えることだと思います。
    これも子ども達に伝えたことがあります。
    4年生になれば、児童委員会で学校のために休み時間を使って活動することが多くなります。
    図書委員は、休み時間に図書の貸し出しの受付をします。
    保健体育員会では、体育館の器具室にあるボールに空気を入れる姿がありました。
    学級代表委員会では、あいさつ、廊下歩行をチェックする仕事を任されます。環境委員は汚れたクリーナーの清掃。
    書記局は、全校児童に向けたお便りを出しリーダーシップを発揮しています。

    これは、自分のために時間を使っていません。
    学校のため、○○小学校の児童のために時間を使って、生きています。1・2・3年生の時、休み時間は自分のためだけに使っていました。今は、下級生のみならず、他の学年のために時間を使っています。

    また、子どものときは、放課後は自由に公園で楽しむことでしょう。
    しかし、大人になれば、周りの人や多くの人々のために働くようになります。
    将来子どもができたら、自分よりも自分の子どものために時間を使うことになると思います。
    今のお家の方がしているように、成長するということは、他の人のために時間を使っているといえるでしょう。
    事実、みなさんが赤ちゃんの時に、お世話をしてきました。多くの人がウンチを取り換えてもらいました。ご飯も用意してもらっています。
    

    時間をすべて自分のために使っている人と、他の人のために使っている人を見たとき、どちらが「すごいな。」「素敵だな。」「えらいな。」と思うでしょうか。

    多くの人が、後者だと思います。
    自分の時間を自分で使いたいのは当然で自然なことです。多くの人がそうしたくなるからです。そうした中、自らの命(時間)を使う人の凄さを感じるから「素敵だな」と感じるのではないでしょうか。

自己調整の文脈でも語る

    これは、自己調整学習の文脈で語ったことではないですが、学習が終わった。どんどん先に行こう。
    他の人はどうでもいい。
    そんな風に思ってほしくありません。
    自分の時間を使うことは大切です。しかし、他の人に使った人がいます。
    時間、命をかけて国を救った人がいます。
    偉人と言われる人はどこか、自分の時間、命を他者に使った人かもしれません。
    

    だから、学習して困っている人がいたら、数分でもいいから自分の時間を、誰かを助ける時間にしてほしいと思っています。

    
    しかし、選択することは子ども達自身。
    ただ、自分が多くの誰かの助け(他者の時間)の上に成り立っているのであれば、恩返ししていく。

    恩を送っていくことが大切だと一人間として感じます。