今日の算数は、『三角形』の第一時でした。
3年生の3学期最初の単元です。
そこで、わたしの今日の目標は、タイトルの通り、全員が参加したいと思える授業でありたいと考え、ネームプレートと実物投影機を活用しました。

東京書籍のこの単元では、全員の教科書の巻末資料として、4色の色棒がついていました。教科書から切り取り、それらを組み合わせて試しながら三角形をいくつも作り、仲間分けをするというのが本時の内容です。
教科書には、どんな三角形を作るか例示もしてありましたが、ページ数だけ示して、ひたすら作ることに時間を取りました。そして、作った三角形をテレビモニターの前の拡大投影機の下に置き、何色(と何色と何色)で作りました!と紹介し、それを基に私が色チョークでひたすら板書しました。
一先ずそれ以外は指示していないのですが、黒板に描かれた三角形を見て、不思議とまた違う組み合わせのものを発表するようになります。
そこで、「わ!新作や!」「また新しいの思いついたか!」「これ、出てないやつやな!」と大きめなリアクションをしながら付け足していくと、ますます子どもたちは、まだ出ていない組み合わせは何か考えながら、既に発表が終わった子も近くの子に「この組み合わせまだ出てないで!」「赤色あんまり使われてへんで!」も耳打ちするようになり、あっという間に教科書の例の数を超えました。

ネームプレートが残り少なくなってくると、「被ってもいいよ!誰かとお揃いでもいいよ〜」と助け舟を出し、まだの子もとりあえず慌てて色棒を持って並びます。流石に後ろになりすぎると被りすぎてしまうと思ったのでしょうか。
それでも、なんと最後の1名もまた新作を出し、全員の発表が終わってからも、「いや、まだ出てないの見つけたで!」と新作が出ました。

そこで残り15分ほど。正直ここまで出ればみんな満足していましたが、仲間分けがめあてだったよね?と問いかけると、すぐに手が挙がり、誰の作った三角形と誰の作った三角形が仲間?と聞くと①のグループが作られました。全て同じ色の色棒で作っているから、分かりやすいです。名前を示し、全員でノートを開いて書き込みました。
まだあるんやけど、どうかな?と聞くと、ヤンチャくんが張り切って、俺が囲む!!!と②のグループを示してくれました。にとうへん、さんかっけいやで!と言うものの、漢字が分からなかったようで、みんなで、にとうへんってなんなんだろうね?と考えて一文字一文字書きました。
残りは5分しかなかったので練習問題は急ぎましたが、みんなが参加できた時間にはなったかなと思います。次からの算数も楽しみです。
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