あの東京にある3文字の水族館で撮ってきたクラゲの写真の在庫が尽きたらどうしよう。

第1部    授業論
1    授業観と授業研究
授業変革のための根本視点

後半を読んでいきます。

わたくしは三十年ほど前、経験主義の立場から子どもひとりひとりのもつ”いのちの場所"というものの重要性について主張したことがあったが、要するにそれはそれぞれの子が自分を自分で律し安定させる場所を必要とするということであった。場所といってもむろんある空間を意味するのではない。個性的な具体的統一と表現するのがもっとも的確だというべきであろうが、いのちという表現に決して類型化を許さぬ個の躍動がにじみ出ていることを看過してほしくないのである。


「自分で」「自分を律し安定させる」
そのような場所が教室や学校にするならば、
と考えた時、

「やはり規律は必要なのではないか」
「枠があるからこその躍動では」

と考えてしまうのですが、どうなのでしょう🐘


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よい授業のための手がかり
〔根本法則〕
 1 人間理解を深め想像力を豊かにする
 2 時間空間を十分活用する
 3 個のために集団を生かす
〔三原則〕
1 計画はかならず破られ修正されなくてはならない
2 正解はつねに複数である
3 空白を生かしてこそ理解は充実する
〔三方策〕
1 迷わせ、わからなくしてやること
2 教えないこと、すくなくしか教えないこと
3 教科のわくにとらわれぬこと、授業時間にこだわらぬこと授業はきっかけを与えるだけにすること
〔六つの具体策〕
1 立往生せよ
2 山をつくれ
3  拮抗を生かせ
4 ひっくり返しをせよ
5 あとをひく終末にせよ
6 抽出児を活用せよ
〔六つの問いかけ〕
 1 自分のコンディションをととのえることに忠実であるか
2 子どもが教師の意図に合わせようとしているのが見えるか
 3 タイミングや自分の位置に心をくばるゆとりをもっているか
4 忘却と思いおこしを生かそうとしているか
 5 授業の生きた流れとそのリズムに深く配慮しているか
 6 不都合と思うことに身を寄せていこうとしているか


授業変革のための根本視点として、かなり具体的なところまで掘り下げられています。
•抽出児を活用せよ
→個的全体性とはいうが抽出児をどう取り扱うのか。それは所謂教師の都合にならないのか🐘
• 忘却と思いおこしを生かそうとしているか
→エビングハウス的な部分か。忘却に目を向けることは新鮮でした🐘
 •授業の生きた流れとそのリズムに深く配慮しているか
→生きた流れとは、そしてそのリズムとは。ここら辺は授業外の子どもの動きとも関係ありそうです🐘

かなり「授業とは」の話になってきたかなと思います。良ければ皆さんのご意見もお伺いしたいです。

次回は、
底力を育てる授業
になります🐘