この書籍を読んでいて第一に感じた事は、
自分の「発問」というものへの捉えの甘さでした。

児童がもつ疑問や興味に対して、問い返してみたり、
気付きや共有した情報などについて本当にそうなのかな?と問うてみたりしていましたが、その一つ一つの効果までをきちんと言語化できるかと言われればNOでした。

この書籍では、そういった普段先生方が何気なくされている問いかけ一つにもどのようなパターンのもので、その問いかけによる効果はこのようなことが見込めるといった内容がしっかりと書かれています。

ご自身の授業観や、児童・生徒の見取りについて考えたい方は手に取るべき1冊だったように感じました。

個人的には、「発問」の作り方や効果もそうですが、教師としての役割について深く考える事ができた1冊だったと思います。

「指導」と「支援」の言葉の違いもそうですが、中身も大きく異なっており、私個人としては、児童・生徒を真ん中に置いた学級経営や授業を展開していく為には、「間接支援」が大切であるように感じます。

保育園や幼稚園などで経験を積んできた児童が殆どだと思います。
その経験が無駄にならないように可能な限り教室や学年フロア等で自然と経験を活かした授業が展開できればよいなと思った次第です。

そのほかにもたくさんの魅力が詰まっていますが、気になる方は是非、1度書籍を手に取って頂けるとよいと思います。

最後になりますが、宗實先生のこちらの書籍を読むにあたり、提供して頂いた万太郎先生
@まんたろう(ハウス・リーダー) 本当にありがとうございました。