「迷うということは、している可能性が高い」



トラブルでお互いから話を聞きことは、原則です。
お互いの話をしていることをすり合わせをしていくときに、
私「○○さんは嫌なことを言っちゃったの?」
子ども「うーん、どっちだったかなー」
と聞くことがあります。しかし、「どっちだったかな〜」「いってなかったかな〜」と曖昧な返答をする子は少なくありません。そういったときに、

1「していないのなら、はっきり言ってない。してないと自信を持って、言いなさい」
2「迷うということは、している・言っている可能性が高い」


ということを子どもたちに言うようにしています。
自分に負い目がなければ、はっきりと断定できるはずです。実は、断定することは難しいことです。この言葉かけも断定するか・しないかを子どもに選択権を持たせることになります。ただ、迷っている様子の時には、

3「なにか迷っているの?」


と聞き、迷っている理由を聞くようにします。その理由を聞いた上で、
「それは相手にとっては、マイナスに感じるかもしれないよ」
とアドバイスをすることもあります。相手のことを知るということは実はとても難しいことです。みんなが自分と同じ考えであれば、争いなんかおこりません。阿吽の呼吸で全て行うことができます。
アドバイスをしたうえで、「○○さんは嫌なことを言っちゃったの?」と改めて聞くようにしています。
はっきり言えないからといって、こちらが断定をせずに、あくまで本人に気づかせていくというスタンスが大切です。