トップのクラゲは東京の水族館で撮影したものです🪼クラゲ好きなんですよね。何も考えてない感じが。

序の部    生きた現実につきささる力
教育にいま欠如するもの

を読んでいきます

教育は改められなくてはならない。おそらく今はだれもがそう思っている。しかしその改革がいっこうにはかがいかないように見えるのである。いったいどういう改善の見通しがあるのであろうか。
改革を進めてみても、はたしてほんとうの成果はあるのか。だれが自信をもって教育の将来を語れるのであろう。


中曽根首相によって設置された臨教審について言及し、学歴社会に傾倒する日本の学校教育について改革の必要性を主張しています。

臨教審は、1984年に中曽根康弘首相によって設置された教育改革のための臨時の審議会で、3年間で4回の答申を出しました。

中央教育審議会は1952年に設置されて現在もありますが、それを考えると、この臨教審の特殊さが浮き彫りになります。

ただ、それでも上田先生はそこにもあまり期待できないと述べています。

•政治に禁欲を
    →政治による教育支配の断絶
•教師たちに士気を
    →校長の任期延長
    →学級の定員削減
•教育に金を惜しみなく
    →予算をつけよう

40年前も今の現状で言われていることとあまり変わらない印象でした。問題の質は変わっていても必要な資源は変わらない。

ただ、内部から変わろうとする意識がSNSによって個の教員からも発信できるようになったことは大きそうです。多分この時代はこのように本に出すか、又は新聞、雑誌、テレビの取材に応じるくらいしかできなさそうですから。

こうなってくると、ずっと期待されている人や金の資源に関して、いきなり大きく変わるのは今も期待できなさそうです。

ここら辺は政治的な話でしたので、次回の「個が生きる教育」に期待です。

今日は総合教育センターで研修後、青森の第49回全日本教育工学研究協議会全国大会へと向かいます。2日目の研究発表は残念ながら参加出来ませんが、そのレポートもしていきたいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!良ければ感想や今の教育会に期待する変化などコメントで頂けますと嬉しいです🐘