今日から算数の授業では、「1000よりも大きな数」に入りました。
所属校の悩みとしては、学習の積み上げがなかなかできないことです。

本校の校内研究でも、算数で行っていますが各先生方がここを意識して授業を行っています。
さて、今回の授業の1時間目で私がした板書は写真に残しておきます。
板書等は載せることに対しては様々な意見がありますが、今回は自身の記録として先生ハウス内に残しておきたいと思います。

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今回の学習では、導入で数を数えることの難しさを体感しました。
その中で、どうして数えることが難しいのかを言語化してもらいました。
結果として出たのが、

「まとまりにできない!」
「動かせられない!」
「印がつけられない!」
「深さがわからない!」


など、これまでにやってきた学習活動を脳にかかっていたフックから呼び起こしてくれました。

いつも算数の学習含め大切にしているのが、タイトルにもある既習内容を呼び起こすことです。私は算数ワードなどと言うこともあります。
学習を終えたらクラスの横に掲示し、ふとした時に見る習慣がついてきます。

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今日も10000円は1000円札が10枚だよね!
100円だったら?と問うと「100枚だよ!」と返してくれました。

5〜6月に今年受け持った実習生が行った授業記録を子ども達は見て、きちんと思い出したわけです。
積み上げが難しいのであれば、やってきたことに立ち返る瞬間を頻繁に取るようにすることが大切であるように感じています。
明日からも子どもたちと実践をしながら学びを深めてまいります。

【余談】
1授業、1単元ごとに理解し、記憶できるのであれば理想ですが、現実的にそうでない実態があります。
周りに素敵な実践が転がっていたとしても、それはその先生の目の前の子どもたちとその先生だからこその授業であるわけです。

様々な言葉が交わされる校内研究ですが、私は校内研究で児童の実態を全体で把握し、その子達にあった授業方法を探すことは大いに意味があると思います。

常に子どもたちの実態と状況を見たうえでその時のベストの授業を探していきたいと思います。