評価というと成績表といった「評定」をイメージしてしまう方もいますが、

「児童生徒の学習評価の在り方について(報告)」 (平成22年3月教育課程部会報告)より

 ○学習評価は,学校における教育活動に関し,子どもたちの学習状況を評価するものである。

○各教科については,学習状況を分析的にとらえる観点別学習状況の評価と総括的にとらえる評定とを, 学習指導要領に定める目標に準拠した評価として実施することが明確にされている。

○学習評価を行うに当たっては,子どもたち一人一人に学習指導要領の内容が確実に定着するよう,学習指導の改善につなげていくことが重要である。

というように
子どもたちがより習得・活用していくようになるための「評価」
として考えていきます。

診断的評価、形成的評価、総括的評価とカードの関連性についてです

診断的評価とは、単元前といった学習指導を行う前に実施する評価のことです。
これまでは、テストを実施して評価することが多かったです。
カード実践では、

単元前にその子がどのようなカードを持っているのかということがわかれば、

診断的評価になります。

形成的評価とは、単元中といった学習指導の過程において実施する評価のことです。
これまでは、テスト、ルーブリック、ポートフォリオ、授業中の見取りによって評価することが多かったです。
カード実践では、

単元中にどのようなカードを作成しているのか、選択しているのかがわかれば、

形成的評価になります。

最後に総括的評価ですが、
総括的評価とは、学習指導の終了時において実施する評価のことです。
これまでは、テストや先生方のフィードバックの見取りによって評価することが多かったです。
カード実践では、

単元中に1番大事なカードはどれだったのか」と聞き、カードと理由を書かせることで、

総括的評価になります。

【ここまでのカード実践アナザーストーリー】